脱サラ・開業話

こんにちは

B&B soraをオープンしてもうすぐ3年!

1年目で居酒屋とB&B、2年目はジビエ食肉処理施設の開設、3年目は週末ランチ営業の開始と少しずつですが業務内容を広げ、ちょうど3周年の営業初日2018年5月1日からは、3年目に仕込んできたキャンプ場『takibi hut』のリニューアルオープンを控えています。

まだまだ楽しいことやりたいことが次から次へと湧き上がってくる充実した毎日ですが、一度ここで自分の歩みの確認と整理を兼ねて脱サラから開業までを振り返ってみたいなと思っています。

 

自分の備忘録のようなものなので、誰の役に立つわけでもない、そんなお話です。

脱サラのお話

ヒゲ親父はもともと外資系IT企業に勤めていました。

よくある話で、会社業績の悪化や、上司の離職などで担当していた部署をクローズするという名目で、リストラになったのが会社を離れるきっかけとなりました。

外資系企業のすごいところは、クビが決まると出社したその日には会社のパソコンへのアクセスができなくなり、午後には荷物を片付け帰宅を命じられ、翌日からは出社する必要が無いという何ともドライで離職者に優しい制度なところです。

クビを宣告されて忠誠心のなくなった会社に1ヵ月も引継ぎ業務で煩わされることもなく、宣告から1ヵ月は法定通りのお給与と退職金もあり、残っていた有給休暇も買取していただき、雇用保険も翌月から支給されたのですからすぐに再就職に移ればむしろ金銭的には余裕すら出てきます。

とはいえ10年近く働いた会社に必要ないと言われるのは気持ちが良いものでもなく、会社の都合で人生が左右されるサラリーマンはこりごりだという気持ちも芽生えました。そして偶然ですが、リストラとなったのが結婚式のちょうど3週間前。正に新しい生活に移るタイミングだったこともあり、再就職は保留、まずは結婚式を楽しみ、会社ストレスのないフリーな状態で新生活をはじめることを妻と決められたのは本当に良いタイミングでした。

新婚旅行からも帰り、再就職に疑問を持ちながらハローワークや転職コンサルタントと打合せしながら企業の紹介を受ける日々を送っているとだんだんと独立したいという気持ちが強くなり、脱サラを決意することに!

しかし、不思議なもので14年もサラリーマン生活を送っていると頭がこれまでサラリーマン時代に培った経験を生かすことしか思いつかないもので、自分で立ち上げた会社はIT系のコンサルタント会社!?顧客との関係のストレスや業界の厳しさを考えるとサラリーマンと変わらない。なぜそんな方向で会社を起こしたのか、今振り返っても不思議だなと思います。

白黒1

会社を起こしてそれまで関係のあったビジネスパートナーの皆さんに挨拶に回る日々、全然ときめかない自分がいました。そこには、まだサラリーマンに戻るという保険を置いていたような気がします。

そんなこんなで会社をやめて半年も経つ頃、チラホラ仕事がとれたところでようやく不思議と自分のやりたいことが見えてきたのです。そう、大学の頃バックパッカーのように旅をしていた時、宿をやりたいと思っていた!

宿だ!自分は宿をやりたいんだ!

そんな、自分の夢を思い出したら急に世界の色が変わりました。

輝き

そして、友人を誘い、宿をはじめるために企画書を作り、大家さんへ営業して回る毎日はとても楽しく自分のすべてをかけられました。この時私は脱サラしたのだと思います。

B&B sora開業までのお話はまた今度