皆さんこんにちは、
日がたつのは早いもので、ひげおやじが立科町に移住して早5年になろうとしています。
いろいろあり、ひとり回顧しています。
5年間で様々なことに取り組んで、多くの失敗を積み重ねて多くのお客様や地域の仲間たちの支持と指導により、何とかこの地で家族みな生きています。今年は女神湖に新たにPicnicbase&Hostelを立ち上げ、当初から女神湖リゾートエリアにずっとほしかったサービスを一通り提供できる体制になりました。
<Picnicbase&Hostel:なぜ、あの好立地でおにぎりカフェなのか?>
この地を移住対象の候補として初めて訪れてから、この地の魅力、そして私がこの地により価値を生み出せるものが何かをひげをこすりながら模索し続けてきました。
当初、B&Bを立ち上げようと考えた一番の理由は、1号店のB&B soraの両隣がレストランであり夕食のサービスが存在するからでした。
また、海外のリゾートや別荘地には必ずある朝食を提供するサービスがこの地には無いことを知り、宿泊のお客様以外にここに訪れる多くの別荘地の方にも『朝食を出す店をやりたい』と妻に話しながら、B&B soraとなる物件を購入しました。
しかし、購入して翌週にはお隣のレストランが冬季営業をしていない事実を知り、宿泊施設として夕食の問題を解決することが第一となり、居酒屋とB&B へと方向転換をすることになりました。いきなりの方向転換は調査不足を恨むとともに、通年で営業しないということの重みを痛感した事件でした。今、私が通年で居酒屋営業することにこだわり続けているのはこの事件が強く影響しています。
そんな中、何度もB&B soraで朝食を提供するサービスを実現できないかと試行錯誤しましたが、家族営業でやる限り、体の負担、仕込みの時間、お店のキャパシティなどを考えると最繁忙期に宿のお客様以外に朝食を提供することはできないと判断し断念しました。
地域の魅力を高める取り組みは、自社だけでなく地域全体の活性化になると、ジビエの食肉処理施設の新設や、営業を終了しようとしていたキャンプ場の再生などを行ってきましたが、やはり女神湖が日本の他のリゾート地や海外のリゾート地にも勝るためにはすでにあるサービス強化だけではなく、多様な旅行スタイルの受け皿となれる、ここにはないサービス、『朝食の食べられるお店』がなくてならないと考え、Picnicbase&Hostelをおにぎりカフェとして開店することを決めました。
今、自分の目指してきたサービスを地域で提供できる体制を作ることができたことは誇らしいという思いもありますが、まだまだPicnicbase&Hostelの営業は成功と呼ぶには程遠く、これからこのサービスを定着させていくため、模索が続きそうです。